
Claude Code v2.1.229 リリース情報
はじめに
2026年8月13日、Claude Code v2.1.229 がリリースされました。本リリースでは、リモートコントロールセッション管理の改善、長時間処理中のタイムアウト対策、プラグインマーケットプレイスへの対応、そして多数のバグ修正が実施されています。特にストリーミング応答の安定性向上とWindows環境での互換性修正が含まれます。
注目アップデート深掘り
SSE キープアライブによるタイムアウト対策
長時間の思考処理中にアイドルタイムアウトによる切断を防ぐため、ゲートウェイストリーミングレスポンスに SSE キープアライブ ping が追加されました。これにより Vertex と Bedrock のアップストリームで発生していたタイムアウト切断が防止されます。
Claude Code では、複雑な問題に対して長時間の推論が発生することがあります。従来は思考中に通信がない状態が続くとアップストリームのタイムアウトにより接続が切断されていましたが、本リリースで定期的な ping 送信により接続が維持されるようになりました。
プラグインマーケットプレイスの command ソース対応
プラグインマーケットプレイスに command ソースが追加されました。ローカルコマンド(IDE など)がプラグインディレクトリを出力する方式で、各セッションごとに再解決され、再起動なしで適用されます。mode: "link" を指定すると、その場でディレクトリを使用できます。
この機能により、IDE 拡張機能などのローカルツールがプラグイン情報を動的に提供し、Claude Code がそれをセッション開始時に自動的に読み込むワークフローが実現されます。
実用的な活用ポイント
リモートコントロールセッションの再開には claude remote-control --continue が利用でき、今回このコマンドがドキュメント化されました。最新のセッションを素早く再開できます。また、ListAgents コマンドで切断されたリモートコントロールセッションが offline として、クラウドセッションが cloud としてラベル付けされるようになり、セッション管理が容易になりました。
プラグイン関連では、ワンショット claude plugin コマンド実行後に残存していた liveness ファイルが適切にクリーンアップされ、古いプラグインバージョンのクリーンアップが妨げられる問題が解消されています。
全変更点一覧
| カテゴリ | 内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Documented | リモートコントロールセッション再開コマンド | 最新のリモートコントロールセッションを再開する claude remote-control --continue がドキュメント化された |
| Feature | セルフホストランナーフック対応 | サーバー提供の Claude Code フック対応を追加し、マネージド環境と同等の動作を実現 |
| Feature | SSE キープアライブ ping | ゲートウェイストリーミングレスポンスに ping を追加し、Vertex/Bedrock アップストリームでのアイドルタイムアウト切断を防止 |
| Feature | プラグインマーケットプレイス command ソース | ローカルコマンドによるプラグインディレクトリ提供に対応し、セッションごとに再解決・適用可能に |
| Improvement | ListAgents のラベル付け | 切断されたリモートコントロールセッションを offline、クラウドセッションを cloud として表示 |
| Fix | ストリーミング応答の表示問題 | 長い応答が部分的に消失したり、ターミナルで二重に出力される問題を修正 |
| Fix | 非文字列値によるクラッシュ | ツール呼び出しで glob、file_path、command が非文字列値の場合にクラッシュする問題を修正 |
| Fix | 狭いターミナルでのクラッシュ | プログレスバーやマークダウンテーブルが非常に狭いターミナルで RangeError を起こす問題を修正 |
| Fix | Windows での拡張パスクラッシュ | ツール呼び出しやメッセージで拡張長パス(\\?\)や UNC パスを参照した際のクラッシュを修正 |
| Fix | 自動モードの失敗 | CLAUDE_CODE_ATTRIBUTION_HEADER で attribution ヘッダーを無効化したユーザーで自動モードが全ツール呼び出しで失敗する問題を修正(Anthropic API 直接接続時) |
| Fix | /model のモデル拒否 | claude.ai サブスクライバーがカスタム ANTHROPIC_BASE_URL ゲートウェイを使用時に /model が Sonnet/Opus 1M を拒否する問題を修正 |
| Fix | MCP OAuth のリダイレクト URI | 厳格な認証サーバーとの OAuth で localhost ではなく 127.0.0.1 を使用するように修正 |
| Fix | リモートコントロールのスピナー表示 | ラップトップターミナルでスラッシュコマンド入力後、クライアントで作業中スピナーが固まる問題を修正 |
| Fix | GitHub App レビューワークフロー | /install-github-app が生成する Claude Code Review ワークフローがプルリクエストにレビューを投稿せずに完了する問題を修正 |
| Fix | IDE 診断による UI 停止 | IDE 拡張機能接続中に数千の診断を含むファイルを編集すると数秒間 UI が停止する問題を修正 |
| Fix | プラグインコマンドの liveness ファイル残存 | ワンショット claude plugin コマンド実行後に liveness ファイルが残存し、古いプラグインバージョンのクリーンアップが妨げられる問題を修正 |
| Fix | 動的ワークフローの CPU カウント | CPU 制限付きコンテナ内の動的ワークフローがコンテナの CPU 制限ではなくホストマシンのコア数を使用する問題を修正 |
| Fix | ファイルウォッチャーのハンドルリーク | アトミックファイル置換後のハンドルリークと、Windows でネットワーク/仮想ファイルシステム上のスケジュールタスクウォッチャー失敗時のキャッチされないエラーを修正 |
| Fix | 空白のみメッセージの API エラー | SDK および --input-format stream-json セッションで空白のみのメッセージ送信時に 400 API エラーが発生する問題を修正 |
| Fix | 大容量会話の compaction リトライ | メッセージだけで API の 32 MB リクエスト制限を超える会話が、画像やドキュメントを削除できない場合に compaction をリトライし続ける問題を修正し、明確なメッセージで一度だけ失敗するように変更 |
| Fix | OpenTelemetry エクスポートの拒否 | Claude Desktop セッションからの OpenTelemetry エクスポートが、ゲートウェイがテレメトリエンドポイントでもある場合に Desktop 管理ゲートウェイにより拒否される問題を修正 |
| Fix | セルフホストランナーの起動失敗 | managed-mcp.json がデプロイされサーバーが MCP サーバーを配信する場合に、セルフホストランナーおよび他のリモートセッションが起動時に終了する問題を修正(警告付きでスキップ) |
| Fix | Git Credential Manager プロンプトでのハング | セルフホストランナーのリポジトリ準備が Git Credential Manager プロンプトでハングする問題を修正し、資格情報が欠けている場合に git が即座に失敗するように変更 |
| Improvement | ワークフローファンアウトの最適化 | 同一プレフィックスの兄弟エージェントをずらして起動し、後続エージェントがキャッシュされたプロンプトプレフィックスを読み取るように改善(CLAUDE_CODE_WORKFLOW_PREFIX_STAGGER_MS=0 で無効化可能) |
| Improvement | プロンプト長エラーメッセージ | 自動 compaction で復旧できなかった理由を説明し、/compact のみを提案しないように改善 |
| Improvement | サンドボックスのネットワークドメインリスト処理 | IPv6 リテラルをブラケット表記([::1]:443)に変更し、曖昧な表記を fail-closed で強制し /doctor でフラグ付け |
| Improvement | /login の警告繰り返し | ログイン成功後に CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN オーバーライド警告を繰り返し表示 |
| Changed | /commit-push-pr の自動承認変更 | 危険なフラグ(--force、--amend、--no-verify など)を含む git/gh コマンドは自動承認されなくなった |
| Changed | セルフホストランナー Windows 起動時の --base-dir 必須化 | Windows では明示的な --base-dir 指定が必須となり、デフォルトのチェックアウトディレクトリがなくなった |
| Improvement | [VSCode] フィードバックダイアログ変更 | “Report a problem” と /bug が廃止されたサーベイリンクではなく組み込みフィードバックダイアログを開くように変更 |
| Feature | [VSCode] /btw パネルのリサイズ対応 | /btw サイドクエスチョンパネルを境界のドラッグでリサイズ可能に(サイドドック・スタックレイアウト両方で対応) |
| Feature | [VSCode] セッショングループ機能 | サイドバーにセッショングループを追加し、右クリックで作成・リネーム・削除、Cmd/Ctrl または Shift クリックで複数セッションの一括移動が可能に |
まとめ
Claude Code v2.1.229 は、リモートコントロールセッションやストリーミング応答の安定性向上、プラグインエコシステムの拡張性強化、そして幅広いバグ修正を含む包括的なメンテナンスリリースです。特に長時間処理中のタイムアウト対策や、Windows 環境での互換性修正により、より多様な環境での利用が安定化しました。また、VSCode 拡張機能におけるセッショングループ機能の追加により、複数セッションの管理性が向上しています。一部の変更(/commit-push-pr の自動承認制限や Windows での --base-dir 必須化)は既存の使い方に影響するため、該当する利用方法をしているユーザーは注意が必要です。