
Claude Code v2.1.226・v2.1.225 リリース解説 — ゲートウェイ支出制限通知、OAuth 認証の修正、Remote Control 強化
はじめに
2026年8月8日に、Claude Code の v2.1.226 と v2.1.225 がリリースされました。
v2.1.226 はバグ修正と信頼性向上に特化したメンテナンスリリースです。
v2.1.225 では、ゲートウェイの支出制限通知機能、ワークスペーストラストプロンプトの追加、OAuth 認証周りの複数の不具合修正、セッション管理の改善、Remote Control 機能の強化が行われました。
注目アップデート深掘り
ゲートウェイ支出制限通知機能の追加
Claude Code の使用量警告に、ゲートウェイの支出制限サポートが追加されました。制限到達時のメッセージには、上限値、リセット時刻、運営者のメッセージが表示されるようになります(ゲートウェイ側も 2.1.225 以降が必要)。
この機能により、チームや組織で Claude Code を運用する際に、API 利用コストの上限管理が透明化されます。制限到達時に具体的な情報が提示されることで、ユーザーは次にいつ利用可能になるか、なぜ制限されているのかを明確に理解できるようになりました。
OAuth 認証の複数の不具合修正
v2.1.225 では、OAuth 認証周りの重要な不具合が修正されました。
- 長期トークン(
CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN)が保存されたログインの短期トークンに置き換わり、ヘッドレスセッションが再起動まで壊れる一時的な 401 エラーが修正されました - macOS 上の MCP OAuth サーバーが、キーチェーン読み込みのタイムアウト後に、認証済みにもかかわらず 401 エラーが頻発する問題が修正されました
これらの修正により、CI/CD パイプラインや自動化スクリプトなど、無人で長時間実行される環境での認証の安定性が向上しました。
Note: MCP (Model Context Protocol) は、Claude Code が外部ツールやデータソースと連携するためのプロトコルです。
実用的な活用ポイント
v2.1.225 の Remote Control 機能が強化され、SendMessage が他のマシン上の Remote Control セッションを名前で指定して会話を開始できるようになりました(ListAgents で name [ref] として表示されます)。従来は相手からメッセージが来るまで返信できませんでしたが、この改善により、複数の環境やマシンで動作する Claude Code インスタンスを能動的に呼び出せるようになりました。
また、claude agents コマンドに、信頼されていないディレクトリに対するワークスペーストラストプロンプトが追加され、claude コマンドと同じ挙動になりました。これにより、未検証のワークスペースでの実行時にセキュリティ確認が促されます。
全変更点一覧
v2.1.226
| カテゴリ | 内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Improvement | Bug fixes and reliability improvements | バグ修正と信頼性の向上(詳細は公表されていない) |
v2.1.225
| カテゴリ | 内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Feature | ゲートウェイ支出制限通知 | 使用量警告に支出制限のサポートを追加。制限到達時に上限値、リセット時刻、運営者メッセージを表示(ゲートウェイ側も 2.1.225 以降が必要) |
| Feature | claude agents のワークスペーストラストプロンプト | 信頼されていないディレクトリに対してトラストプロンプトを追加し、claude コマンドと同じ挙動に統一 |
| Fix | 長期 OAuth トークンの一時的な 401 エラー | 長期トークン(CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN)が短期トークンに置き換わり、ヘッドレスセッションが再起動まで壊れる問題を修正 |
| Fix | macOS 上の MCP OAuth サーバーの 401 エラー頻発 | キーチェーン読み込みタイムアウト後に、認証済みにもかかわらず 401 エラーが頻発する問題を修正 |
| Fix | 自動モードの連続ブロック制限カウント | 安全フィルタによる権限チェックの拒否が連続ブロック制限にカウントされる問題を修正。アクションは拒否されるが、モデルはリトライではなく次に進むよう指示される |
| Fix | ヘッドレスセッションでのクロスセッションメッセージ | ヘッドレスセッションと起動時に、クロスセッションメッセージが通知や有効期限なしに滞留する問題を修正 |
| Fix | 大規模会話圧縮後の Remote Control セッション再開 | 非常に大きな会話が圧縮された後、Remote Control セッション再開時に会話履歴が壊れる問題を修正 |
| Fix | エージェントリスト上の別プロジェクトセッションホバー | エージェントリストで別プロジェクトのセッションにホバーすると、次のエージェントが起動するディレクトリが変わる問題を修正 |
| Fix | claude self-hosted-runner の起動時エラー | --base-dir が作成または書き込みできない場合に登録後すべてのセッションが失敗する問題を修正。起動時に明確なエラーを出して終了するように改善 |
| Fix | Web 上の Claude Code セッションの誤報告 | Web 上のセッションがスタックしていると誤報告され、再接続のたびにイベントバックログが再送信される問題を修正 |
| Improvement | Remote Control での写真表示 | Claude アプリから添付された写真を、ディスクから読み取る別のツール呼び出しではなく、直接 Claude に表示するように改善 |
| Fix | VSCode Focus ビューの折りたたみ | 最新の To-Do リスト、保留中の質問のコンテキスト、解決済み回答が折りたたまれる問題を修正。思考のみの折りたたみには「Thought for Ns」と表示され、ターン完了時に再折りたたみされる |
| Feature | SendMessage による名前指定での Remote Control セッション開始 | SendMessage が他のマシン上の Remote Control セッションを名前で指定して会話を開始できるように改善(ListAgents で name [ref] として表示)。従来は相手からメッセージが来るまで返信のみ可能だった |
| Improvement | SendMessage の受信者確認の堅牢性 | 既に確認済みの Remote Control 受信者が、自身のリストをチェックできない場合に、同名のローカルセッションに誤って置き換わらないように改善 |
まとめ
v2.1.226 はバグ修正と信頼性改善のメンテナンスリリースで、個別の変更項目は公表されていません。
v2.1.225 は、ゲートウェイ支出制限の可視化、OAuth 認証の安定性向上、Remote Control 機能の拡張を中心とした改善リリースです。特に、長期トークンや macOS キーチェーン周りの認証不具合の修正により、無人環境での長時間実行の信頼性が向上しました。また、SendMessage による名前指定でのセッション開始機能により、複数マシン間での連携がより柔軟になりました。