
Claude Code v2.1.200 / v2.1.199 リリース情報
はじめに
2026年7月4日に、Claude Code v2.1.200 と v2.1.199 の2つのバージョンがリリースされました。v2.1.200 では、ユーザー確認ダイアログの自動継続が廃止され、パーミッションモードのデフォルトが「Manual」に統一されました。また、バックグラウンドセッションの安定性向上、設定ファイルのバリデーション強化、スクリーンリーダー対応の充実が実装されています。v2.1.199 では、スタックされたスラッシュスキル呼び出しの対応、SSL証明書エラーの即座フェイル化、ストリーミング応答の部分保持、サブエージェントのエラーハンドリング改善など、信頼性と安定性を大幅に向上させる修正が含まれています。
注目アップデート深掘り
パーミッションモードのデフォルト変更(v2.1.200)
v2.1.200 では、パーミッションモードのデフォルトが CLI、--help、VS Code、JetBrains の全環境で「Manual」に統一されました。従来の default という指定に加えて、--permission-mode manual および "defaultMode": "manual" も受け付けます。
「Manual」モードは、これまで「default」と呼ばれていたものと同じく、Claude Code がファイルシステムや外部ツールにアクセスする際にユーザーの明示的な承認を求めるモードです。今回は主に名称を実態に即したものへ改める変更で、同バージョンでの AskUserQuestion 自動継続の廃止と併せて、ユーザーが操作を明示的に制御しやすくなります。
合わせて、AskUserQuestion ダイアログもアイドルタイムアウトによる自動継続がデフォルトで無効化されました。自動継続を有効にしたい場合は /config 経由で設定できます。
複数スラッシュスキルのスタック呼び出し対応(v2.1.199)
v2.1.199 では、/skill-a /skill-b do XYZ のように複数のスラッシュスキルを連続して呼び出す記法がサポートされました。これまでは最初のスキルのみが読み込まれていましたが、現在は先頭から最大5つのスキルがすべて読み込まれます。
この機能により、複数のスキルを組み合わせた複雑なワークフローを1行のコマンドで実行できるようになり、タスクの自動化がより柔軟になります。
実用的な活用ポイント
v2.1.200 では手動承認モードの名称が「Manual」に統一され、既定でユーザー承認を求める挙動がより明確になりました。バックグラウンドエージェントのデーモン管理が改善され、ビルドの新旧判定にバージョン埋め込みタイムスタンプが使用されるようになったため、古いビルドへの意図しないロールバックが防止されます。
v2.1.199 では、SSL証明書エラー(TLS検査プロキシ、NODE_EXTRA_CA_CERTS の欠落、期限切れ証明書など)が発生した場合、リトライを消費せずに即座に失敗し、修正のヒントが表示されるようになりました。これにより、ネットワーク設定の問題を素早く特定して対処できます。また、一時的なサーバーレート制限エラー(429)が、サブスクライバー向けに自動リトライとバックオフで処理されるようになり、ターンの失敗を回避できます。
全変更点一覧
v2.1.200
| カテゴリ | 内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Breaking | AskUserQuestion ダイアログの自動継続廃止 | デフォルトでアイドルタイムアウトが無効化、/config で有効化可能 |
| Breaking | パーミッションモードのデフォルト変更 | CLI、VS Code、JetBrains で「Manual」に統一、--permission-mode manual と "defaultMode": "manual" を受け入れ |
| Fix | 設定ファイルの非配列値クラッシュ修正 | .claude.json の disabledMcpServers や enabledMcpServers が非配列の場合の起動時クラッシュを修正 |
| Fix | バックグラウンドセッション中断の修正 | スリープ/ウェイク後やストールセッション再開時にターン途中で停止する問題を修正 |
| Fix | Esc キャンセル後の再実行防止 | ストール再起動後にEscでキャンセルしたターンが再実行される問題を修正 |
| Fix | デーモンロックの PID 再利用対策 | クラッシュ後に残った daemon.lock の PID を OS が再利用した場合、バックグラウンドエージェントが起動しない問題を修正 |
| Fix | デーモン引き継ぎのビルド判定改善 | 再インストールされた古いビルドがデーモンを乗っ取れないよう、ビルドタイムスタンプで新旧判定 |
| Fix | バックグラウンドエージェント管理の修正 | 一時的な破損による孤立クリーンアップの永久無効化、旧バイナリによるフィールド保持、デーモン再起動時の認証トークン削除を修正 |
| Fix | サブエージェントのレート制限処理改善 | レート制限によりテキスト出力前に切断されたサブエージェントが空結果を返す代わりにクリーンに失敗 |
| Fix | バックグラウンドエージェント出力の制御バイト削除 | エージェントビューでターミナルに制御バイトが到達する問題を修正 |
| Fix | プラグインディレクトリフラグの位置対応 | claude agents --plugin-dir <dir> のフラグが agents の後に配置された場合にエージェントとスキルが表示されない問題を修正 |
| Fix | プロジェクトスコーププラグインの git worktree 対応 | 同一リポジトリの git worktree からプロジェクトスコーププラグインが正しく読み込まれない問題を修正 |
| Fix | MCP サーバーリストのスクリーンリーダー対応 | /mcp サーバーリストがスクリーンリーダーと拡大鏡のフォーカストラッキングに対応 |
| Fix | 音声ディクテーションの誤解メッセージ修正 | 録音が音声をキャプチャしなかった場合に「Voice connection failed」と表示される問題を修正 |
| Fix | tmux 3.4+ でのレンダリングちらつき修正 | 同期ターミナル出力を有効化してちらつきを解消 |
| Improvement | スクリーンリーダー出力の改善 | 装飾グリフを非表示、トランスクリプトシンボルを短いラベルで読み上げ、ネストテーブルを Header: value. 行として読み上げ |
| Improvement | インストールスクリプトのメモリ不足説明 | システムのメモリ不足でインストールが終了した場合に説明を表示 |
v2.1.199
| カテゴリ | 内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Feature | スタックされたスラッシュスキル呼び出し対応 | /skill-a /skill-b do XYZ のような記法で先頭最大5つのスキルをすべて読み込み |
| Fix | SSL 証明書エラーの即座フェイル化 | TLS検査プロキシ、NODE_EXTRA_CA_CERTS 欠落、期限切れ証明書のエラーをリトライ前に修正ヒント付きで即座に失敗 |
| Fix | ストリーミング応答の部分保持 | API がストリーム途中でオーバーロード/サーバーエラーを返した場合、部分出力を不完全応答通知付きで保持 |
| Fix | サブエージェントのレート制限/サーバーエラー処理改善 | レート制限やサーバーエラーで切断されたサブエージェントが部分作業を親に返すよう修正 |
| Fix | サブエージェントの API エラー報告修正 | 使用制限到達などの API エラーを成功結果として報告する代わりに親エージェントにエラーを報告 |
| Fix | Linux でのバックグラウンドエージェントデーモンクラッシュ修正 | 不正シャットダウン後に破損したワーカーレコードが約50秒ごとにデーモンと全エージェントを強制終了する問題を修正 |
| Fix | macOS SSH 経由のバックグラウンドエージェント起動修正 | “Could not switch to audit session” で起動失敗する問題を修正(2.1.196 のリグレッション) |
| Fix | claude stop コマンドの競合修正 | バックグラウンドエージェント再起動と競合して claude stop が無効化される問題を修正、再起動が停止を尊重 |
| Fix | バックグラウンドジョブ進捗表示の停止修正 | 長時間コマンド実行中に進捗インジケーターが数分間停止する問題を修正 |
| Fix | メモリ不足時のエラーメッセージ改善 | メモリ不足マシンでのバックグラウンドセッションが汎用エラーを表示する代わりに低メモリ通知とリソース解放提案を表示 |
| Fix | リモートセッションのステータスちらつき修正 | バックグラウンドエージェント完了時にエージェントビューで Working と Idle を短時間で切り替わる問題を修正 |
| Fix | アイドルサブエージェントの表示改善 | 他のサブエージェントが動作中にアイドルサブエージェントが消える問題を修正、余剰アイドルエージェントは展開可能なサマリー行に集約 |
| Fix | サブエージェント表示中のモデルピッカー混乱修正 | サブエージェント表示中に /model や /fast を入力すると通知なしでリードのモデルピッカーが開く問題を修正、リードに適用される旨の通知を表示 |
| Fix | フック実行時の stderr 非表示修正 | SessionStart、Setup、SubagentStart フックがコード2で終了した際に stderr を非表示にする問題を修正、トランスクリプトにエラーを表示 |
| Fix | デーモンサブコマンドのパース修正 | claude --dangerously-skip-permissions daemon <subcommand> がチャットプロンプトとして扱われる代わりにサブコマンドを実行 |
| Fix | SendMessage の再起動エージェント検出修正 | 再起動したエージェントが前のエージェント名を再利用した場合に SendMessage が誤ルーティングする問題を修正、ミスマッチを検出して再ターゲット要求 |
| Fix | トランスクリプトファイルの不要な肥大化防止 | 新規メッセージなしでセッションを開く/再開する際にトランスクリプトファイルが不要に成長する問題を修正 |
| Fix | /color 設定の保持修正 | ← や /background でセッションをバックグラウンド化した際にエージェントビュー行から /color が消える問題を修正 |
| Fix | 設定ファイルリセット時のバックアップ追加 | 起動リカバリダイアログから破損した設定ファイルをリセットする際に復元不可能に破壊される問題を修正、リセット前にバックアップ |
| Fix | Chrome での Claude 再接続ページ繰り返し表示修正 | 異なるビルドや設定ディレクトリからセッションを実行した場合に再接続ページが繰り返し開く問題を修正 |
| Fix | プランモードのブラウザツールプロンプト修正 | 状態変更ブラウザツール呼び出しでプロンプトが表示されない問題を修正、読み取り専用 browser_batch 呼び出しは正しく自動許可 |
| Improvement | 一時的なレート制限の自動リトライ | サブスクライバー向けに一時的なサーバーレート制限エラー(429)をバックオフ付きで自動リトライ、ターン失敗を回避 |
| Improvement | リトライウォッチドッグの制限緩和 | CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG がキャパシティ以外の一時エラーのデフォルトリトライ回数を300に引き上げ、CLAUDE_CODE_MAX_RETRIES の上限15を撤廃 |
| Improvement | エージェントセッション行のプルリクエスト表示改善 | claude agents のセッション行でプルリクエストリンクを冗長な「PR」ラベルなしで #N 形式で表示 |
まとめ
v2.1.200 と v2.1.199 は、Claude Code の安定性とユーザビリティを大幅に向上させるメンテナンスリリースです。v2.1.200 ではパーミッションモデルの統一とセキュリティ強化、バックグラウンドセッションの堅牢性向上、アクセシビリティ対応の充実が実現されました。v2.1.199 では、複数スキルのスタック呼び出し対応、エラーハンドリングの改善、サブエージェント管理の修正など、実用性と信頼性を高める多数の修正が含まれています。特にバックグラウンドエージェントのデーモン管理、SSL証明書エラーの即座フェイル化、ストリーミング応答の部分保持など、本番環境での運用を意識した改善が目立ちます。