
Claude Code v2.1.197・v2.1.196 リリース情報
はじめに
2026年7月1日、Claude Code の v2.1.197 と v2.1.196 がリリースされました。v2.1.197 では、デフォルトモデルが Claude Sonnet 5 にアップグレードされ、ネイティブ100万トークンのコンテキストウィンドウと8月31日までのプロモーション価格($2/$10/Mtok)が提供されます。v2.1.196 では、組織デフォルトモデルの設定サポート、セッション名の可読性向上、ファイル添付のクリック対応などのUX改善に加え、未承認ワークスペースでのMCP実行制限の強化、バックグラウンドジョブの会話削除バグ、PowerShell の git 操作、リモートセッションのクラッシュ復旧など、多数の不具合修正が行われています。
注目アップデート深掘り
Claude Sonnet 5 のデフォルト化とプロモーション価格
v2.1.197 では、Claude Code のデフォルトモデルが Claude Sonnet 5 に変更されました。このモデルはネイティブ100万トークンのコンテキストウィンドウを備えており、大規模なコードベース全体を一度に扱うことが可能になります。さらに、8月31日までのプロモーション価格として $2/$10 per Mtok が適用されます。
この変更により、従来のモデルでは分割して処理する必要があった大規模プロジェクトの全体像を、単一のコンテキスト内で理解・分析できるようになります。100万トークンという規模は、数万行規模のコードベースや複数の関連ファイルを同時に参照する必要があるケースにおいて、これまでにない柔軟性をもたらします。詳細は公式アナウンスをご覧ください。
組織デフォルトモデルの設定サポート
v2.1.196 では、組織管理者が組織コンソールでデフォルトモデルを設定できるようになりました。ユーザーが個別にモデルを選択していない場合、/model コマンドで “Org default”(または “Role default”)として表示されます。
この機能により、組織全体で使用するモデルを統一的に管理できるようになり、チーム間でのコード生成品質やコスト管理の一貫性を保つことが容易になります。個々の開発者が毎回モデルを選択する手間も省けるため、運用効率の向上が期待できます。
実用的な活用ポイント
v2.1.197 で導入された Claude Sonnet 5 の100万トークンコンテキストは、複数ファイルにまたがる機能実装やリファクタリング、既存コードベース全体の分析といったタスクにおいて、これまで以上に高精度な提案を受けられる可能性があります。プロモーション価格が8月31日まで適用されるため、大規模プロジェクトでの試用に適した期間となっています。
v2.1.196 では、組織デフォルトモデルの設定により、チーム全体で統一されたモデルを使用することで、コード生成の一貫性やコスト管理が改善されます。また、バックグラウンドセッションの信頼性向上により、長時間実行されるコマンドやワークフローがプロセスの停止・再起動・更新を乗り越えて継続できるようになりました。これには Windows 環境も含まれ、バックグラウンドシェルが kill されずにハンドオフされます。
全変更点一覧
| カテゴリ | 変更内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Feature | Claude Sonnet 5 デフォルト化 | ネイティブ100万トークンコンテキスト、8月31日まで $2/$10/Mtok のプロモーション価格 |
| Feature | 組織デフォルトモデル設定 | 管理者が組織コンソールで設定、/model で “Org default” として表示 |
| Feature | セッション名の可読性向上 | セッション開始時にわかりやすいデフォルト名を付与、識別とメッセージが容易に |
| Feature | ファイル添付のクリック対応 | チャット内のファイル添付を Cmd/Ctrl-click で Finder/Explorer に表示 |
| Fix | バックグラウンドジョブの会話削除問題 | transcript probe が誤読した際に会話が永久削除され元のプロンプトが再実行される問題を修正、ファイルは退避され削除されない |
| Fix | レート制限警告のちらつき | 複数並列リクエスト中に利用制限に達した際の警告ちらつきとテレメトリー重複カウントを修正 |
| Fix | バックグラウンドセッションの recap 重複 | schema-rejected な StructuredOutput 試行がリトライと並んで表示される問題を修正 |
| Fix | PowerShell の git コマンド | git diff/git grep、egrep/fgrep、` |
| Fix | claude agents サイドパネル問題 | エージェント開閉時のキーボードフォーカス、バックグラウンドジョブの subagent タイプ喪失、実行中の誤ったステータス表示を修正 |
| Fix | --dangerously-skip-permissions の動作 | バイパス免責表示とバイパスモード適用が行われず自動モードにフォールバックしていた問題を修正 |
| Fix | リモートセッションのクラッシュ復旧 | サーバー再起動で中断されたセッションが次のワーカーで自動再開されるように修正 |
| Fix | /cd 後のセッション再表示 | 特殊文字を含む旧パスで非正常終了後に旧ディレクトリの再開リストに再表示される問題を修正 |
| Fix | claude plugin validate | ソースが “.” のローカルプラグインがスキップされ、最初のエラークラスで停止する問題を修正 |
| Fix | Esc Esc でのリワインドメニュー | アイドルプロンプトでの Esc Esc がリワインドメニューを開かない退行を修正、Ctrl+C / Ctrl+X Ctrl+K でバックグラウンドエージェント停止 |
| Fix | MCP OAuth のスコープリクエスト | スコープ未指定時に scopes_supported カタログ全体をリクエストし GitLab self-hosted 等で invalid_scope エラーが発生する問題を修正 |
| Fix | /context トークン表示(Bedrock) | Bedrock 上で全ツールグループが 0 トークンと表示される問題を修正 |
| Fix | /deep-research エラー報告 | verifier 失敗を unverified ではなく “all claims refuted” と誤報告する問題を修正 |
| Fix | プラグイン依存バージョンピン | マーケットプレイスが git リポジトリでバックされたローカルフォルダパスとして追加された場合にバージョンピンが無視される問題を修正 |
| Fix | claude agents ステータス表示 | 完了行が “Done” と “Needs your input” を往復、停滞エージェントが “Needs attention” とラベル、PR 言及結果にクリック可能リンクを表示 |
| Fix | 音声入力の問題 | 音声モード有効時に高速タイピング中にスペースが飲み込まれ録音が誤開始される問題を修正 |
| Security | MCP 実行制限の強化 | claude mcp list/get が、コミットされた .claude/settings.json でリポジトリが自己承認した .mcp.json サーバーを起動しない、未承認ワークスペースは ⏸ Pending approval と表示 |
| Improvement | バックグラウンドセッション信頼性 | 長時間コマンド・ワークフローがセッションプロセスの停止・再起動・更新を乗り越えて継続、Windows でもバックグラウンドシェルがハンドオフされ kill されない |
| Improvement | バックグラウンドエージェント復旧 | デーモン再起動で kill されたワーカーが次回エージェントビュー開閉時に中断箇所から自動再開 |
| Improvement | /code-review ワークフロー | 5 つのクリーンアップファインダーを 1 つに統合、トークン使用量を約 25% 削減 |
| Improvement | ターミナル UI レンダリング | ストリーミング中の no-op サブツリーウォークをスキップ、フレームごとのレンダリング作業を削減 |
| Improvement | ストリーミングアイドル監視 | 全プロバイダーでデフォルト有効化、5 分間イベントなしで中止・リトライ、CLAUDE_ENABLE_STREAM_WATCHDOG=0 で無効化可能 |
| Improvement | Remote Control の無効化条件 | ANTHROPIC_BASE_URL が非 Anthropic ホストを指す場合に無効化、CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK/_VERTEX/_FOUNDRY と同じ動作に |
| Improvement | エージェントビュー開閉操作 | フォアグラウンドセッションから開く際に ← 1 回で済むように変更、バックグラウンドセッションと同じ動作に |
まとめ
v2.1.197 では Claude Sonnet 5 のデフォルト化により、100万トークンという大規模コンテキストでの作業が標準となり、プロモーション価格も相まって大規模プロジェクトでの利用が促進されます。v2.1.196 は、組織デフォルトモデル設定やセッション管理の改善といったUX向上に加え、MCP実行制限の強化、バックグラウンドセッション・エージェントの信頼性向上、PowerShell や git 関連の不具合修正など、安定性とセキュリティの両面で大きく前進しています。特に長時間実行タスクの継続性や /code-review のトークン削減は、日常的なワークフローの効率化に直結する改善と言えるでしょう。