
Claude Code v2.1.191・v2.1.190 リリース情報
はじめに
2026年6月25日、Claude Code の v2.1.191 と v2.1.190 がリリースされました。v2.1.190 はバグ修正と信頼性改善のメンテナンスリリースです。v2.1.191 では会話履歴の復元機能(/rewind)の追加、MCP サーバーの信頼性向上、バックグラウンドエージェントの停止処理の改善など、多数の修正と改善が含まれています。
注目アップデート深掘り
/rewind コマンドによる会話履歴の復元
/clear コマンドで会話をクリアした後でも、以前の会話に戻れる /rewind コマンドが追加されました。これにより、作業の流れを整理するために一度会話をクリアした後、過去の文脈が必要になった場合でも、履歴を辿って再開できるようになります。長時間のセッションで複数のタスクを切り替える際、以前の設計判断や実装方針を引き継ぎたい場合に有用です。
MCP サーバーの信頼性向上
MCP サーバーの capability discovery(tools/list、prompts/list、resources/list)が、一時的なネットワークエラー時に短いバックオフで自動リトライするようになりました。また、MCP OAuth の discovery とトークンリクエストも、一時的なネットワークエラー後に一度リトライします。さらに、HTTP 404 エラー時には URL を表示し MCP 設定ファイルへの参照を示すため、問題の診断が容易になります。ヘッドレス環境では、ブラウザポップアップをスキップして直接 URL ペースト用プロンプトが表示されるようになりました。
CPU使用率の削減
ストリーミングレスポンス中のテキスト更新を 100ms 単位で結合することで、CPU 使用率が約 37% 削減されました。また、ターミナル出力キャッシュによる長時間セッションでのメモリ増加も軽減されています。
実用的な活用ポイント
- 会話管理:
/rewindにより、タスク間で文脈を保持しながら柔軟に作業を切り替えられます - ネットワーク環境: MCP サーバーやネットワーク接続の一時的な不安定さに対する耐性が向上し、リトライによる復旧が自動化されました
- サンドボックス実行: ホストの許可が「Yes」選択時にセッション中記憶されるため、同一ホストへの繰り返し接続で再プロンプトされなくなります
- バックグラウンドエージェント: タスクパネルからの停止が永続化され、停止後の再起動が防止されます
- 権限管理:
/permissionsの「Recently-denied」タブで承認した拒否項目が、クローズ時に正しく保持されるようになりました - 組織ポリシー:
/voiceが組織ポリシーで無効化されている場合、一般的なエラーではなく制限理由が明示されます - リソース効率: ストリーミング中の CPU 使用率削減により、長時間の応答生成がシステムへの負荷を抑えながら実行できます
全変更点一覧
v2.1.191
| カテゴリ | 変更内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Feature | /rewind コマンドの追加 | /clear 実行前の会話に戻れるようになった |
| Fix | ストリーミング中のスクロール位置ジャンプ | 応答のストリーミング中、過去の出力を読んでいる際にスクロール位置が最下部にジャンプする問題を修正 |
| Fix | バックグラウンドエージェントの停止 | タスクパネルから停止したエージェントが再起動する問題を修正。停止は永続化されるように |
| Fix | /voice の無効化メッセージ | 組織ポリシーで無効化時に一般的な「not available」ではなく制限理由を説明するように |
| Fix | /login URL の表示 | Windows Terminal で URL が複数行に折り返された際、開く URL が切り詰められる問題を修正 |
| Fix | Ghostty でのリンククリック | Ghostty over ssh/tmux のフルスクリーンモードで Cmd+クリックが動作しない問題を修正 |
| Fix | claude agents のスラッシュコマンド処理 | /usage などの組み込みスラッシュコマンドがバックグラウンドセッションにプロンプトテキストとして送られる問題を修正 |
| Fix | claude agents のジョブ行表示 | 貼り付けた画像のフルパスが表示される代わりに [Image #N] プレースホルダーを表示するように |
| Fix | Hooks のカンマ区切りマッチャー | "Bash,PowerShell" のようなカンマ区切りマッチャーが発火しない問題を修正 |
| Fix | /permissions Recently-denied タブ | 拒否項目の承認がクローズ時に破棄される問題を修正。承認が保持されるように |
| Fix | エージェントパネルのスクロール | ロスターをオーバーフロー上限を超えてスクロールした際、1行ジャンプする問題を修正 |
| Fix | ウェルカムスプラッシュアート | macOS Terminal のデフォルト 80×24 ウィンドウで表示がはみ出る問題を修正 |
| Fix | 管理設定の適用 | forceRemoteSettingsRefresh が MDM またはファイルポリシー経由で設定された際に有効化され、フェッチ時に Cache-Control: no-cache を送信してプロキシのキャッシュ応答を防止 |
| Improvement | サンドボックスネットワーク許可ダイアログ | 「Yes」で許可したホストがセッション中記憶され、接続のたびに再プロンプトされないように |
| Improvement | MCP サーバーの信頼性 | capability discovery のリトライ機能を追加。一時的なネットワークエラーを短いバックオフでリトライ |
| Improvement | MCP OAuth の信頼性 | discovery とトークンリクエストが一時的なネットワークエラー後に1回リトライ。ヘッドレス環境ではブラウザポップアップをスキップ |
| Improvement | MCP エラーメッセージ | HTTP 404 エラー時に URL を表示し MCP 設定への参照を示すように |
| Improvement | vim モードのプロンプト履歴検索 | NORMAL / 検索でスラッシュコマンドへのアクセス方法をヒント表示 |
| Improvement | CPU 使用率の削減 | ストリーミングレスポンス中のテキスト更新を 100ms に結合し、CPU 使用率を約 37% 削減 |
| Improvement | メモリ使用量の削減 | ターミナル出力キャッシュによる長時間セッションでのメモリ増加を軽減 |
v2.1.190
| カテゴリ | 変更内容 | 概要 |
|---|---|---|
| Fix | バグ修正と信頼性改善 | 詳細は公開されていない |
まとめ
v2.1.191 は /rewind による会話履歴の復元機能追加と、多数のバグ修正・改善を含むリリースです。MCP サーバーとの通信安定性、バックグラウンドエージェントの制御、権限管理 UI、CPU・メモリ効率など、幅広い領域で信頼性が向上しています。v2.1.190 はバグ修正と信頼性改善のメンテナンスリリースで、個別の変更項目は公表されていません。